2016/01/11

椅子

先日ダイニングテーブルについて書きました。
今回はその続きで、椅子について。



テーブルは、nautのアトリエテーブルに決めました。写真にはないですが、ベンチも一緒に買ったので、必要な椅子はあと2脚です。
(ちなみにテーブルは受注生産なので、まだ届いておらず、来週ごろ届く予定)

正直、インテリアについてはそんなに詳しくありません。写真の椅子がセブンチェアという有名な椅子だということも、最近知りました。。

でも、やっぱりせっかく気合を入れて買うので、いい感じの選択をしたいです。あと2脚だし、予算的にも1脚5万ぐらいは覚悟で探し始めました。

探し始め

何も調べる前は、すわり心地を知っていて、見た目も素敵なイームズシェルチェアのDSWとかいうモデルがいいと思っていました。
知人の事務所にあったので、すわり心地も確認済みで、見た目も素敵。かなり魅力的ですが、一旦広く調べてみることにしました。

ちなみにイームズシェルチェアは、意匠権の保護が切れてるとかでリプロダクト製品がいろいろ出ています。オリジナルとされるものは、ハーマンミラーで作っていて日本で買うとだいたい税込み6万ぐらい。レプリカだと、8,000円とかの激安です。(この事実を知ったのはこのブログを書いてる今ですので、、ちょっと安くてグラグラしますね。)


必要な機能

探すのはダイニングチェアなんですが、私は自宅で仕事をしてるので、ダイニングテーブルでも仕事をしたい時があります。残念ながら今のダイニングテーブルと椅子では、長時間の作業には耐えられず、腰が痛くなってしまいます。なので、できれば座り心地が良く、仕事にも耐えられるものがいいです。


ひたすら探す

まずはネットでひたすら調べました。その時の候補を並べます。

マルニ木工 / Roundishチェア

これも有名ですね。深澤直人さんのデザインの椅子です。普通の椅子って感じが好感をもてますので、候補に入れました。木の感じも素敵だし、物も良さそうでいいです。
55,000円(税抜き)

Muuto / Visu Chair

Muutoというメーカーの椅子です。見た目が相当好きで、腰まですっぽり包み込む形もなんとなく好きです。デンマークのブランド。
58,000円(税抜き)

他にもいろいろみましたが、どうもこの辺だなと。
妻もだいたい好みは近く、Muutoに惚れ込みました。ちょっと高いですが、これにしようと決めたのですが、ここから大変でした。。。

まさかのVisu chair入手困難

Visa chairは日本のサイトで探して見つけたので、普通にネットでオーダーをかけようとしたら、なんと在庫切れ。しかも本国から取り寄せになるとの表記。
日本全国に検索を広げて、インテリアのショップを検索しました。でもMuutoの家具は取り扱いをしてるところがそもそも少なかったです。品切れ状態がほとんどです。
そんななか一応Webからオーダーかけられる状態のところがあったので、早速購入。

しかし。

次の日には、在庫が切れていますとの連絡が戻ってきました。
他のお店にもトライしましたが、同じく在庫切れの連絡。

日本の代理店かなにかで在庫がないのだろうなと予想しました。(代理店はネットで調べてもわからない)
ショップに問い合わせたところ、なんと「日本の総代理店が取り扱いを中止した商品で国内に在庫はない。入手は難しい。」との返事。うぐ。

こうなったら、直接海外のサイトで買ってしまえと思ってトライしましたが、椅子のサイズだと輸送費が5万以上かかりちょっと予算オーバーです。輸送費が妙に安いショップがあったりもしましたが、輸送時のトラブルとか届くまでの時間とかいろいろ不安要素が大きいです。


あきらめて、別の椅子を

正直、こういう風に手に入らないとなると俄然欲しくなるんですよね。僕と妻だけじゃないと思います。。
とはいえ、別の候補を探しました。こうなるとVisu Chairと似たものを探してしまいます。。。

フリッツ・ハンセン / セブンチェア

木でできた座面で、腰も包む形状となると、とりあえずよく見るのはこれですね。セブンチェア。どうもこれも有名な椅子らしいです。形は正直好みではなく、脚も金属のチューブでちょっと違う気がしてしまいます。スタッキングするつもりはないので、むしろスタッキングできることがマイナスポイントに。


フリッツ・ハンセン / ナップチェア

ここ数年の間にデザインされたもののようです。セブンチェアよりもデザインは好みで、脚もチューブのものだけでなく写真のような木のものもあります。
座面は木はなくて、樹脂しかありません。

Vitra / HAL Chair

きました。木の座面、木の脚、デザインも理想的。
座面が樹脂のものもありますが、写真のような木に木のものもありました。
値段はちょっと高く、税抜きで68,000円ぐらいだったかな。


Take Create Hagi / SHIZUKI Chair(Type B)

竹製の椅子です。見た目は結構素敵。竹というのがどういう質感なのか。日本のメーカーのものらしく、期待値もありますが、デザインとか含めてちょっと違うかな。

実際に見る

妻と話し合った結論HALチェアかNapチェアだなとなりました。どちらもお店に行けば見れそうな予感がしたので、hh styleに見に行きました。ただし、実際に見られたのはHAL Chairだけで、木の座面に木の脚は見られず。
でも、すわり心地も良く、見た目も良かったです。
この3タイプの中だと右の白で脚が木のが良いかもねと妻と話しました。
でも、木の座面に木の脚のHAL Ply Woodは、日本に在庫がないとのこと。本国から取り寄せることになるので、3ヶ月待ちになるとのこと。しかも高い。。

一番左の、HAL Tubeは3万以下で買えます。真ん中のHAL Ply Tubeは、5万ぐらい。一番右のHAL Woodもだいたい5万ぐらい。全て木のHAL Ply Woodは7万ぐらい。。

この時点で、気持ちはほぼHAL Wood(白い樹脂の座面に木の脚)に傾いてました。在庫も日本にあるとのことです。

最後のひと粘り

ほぼHALチェアに気持ちが決まってましたが、改めてMuutoのVisu chairをみるととっても魅力的。カッコいい。最高。
入手困難なことも含めて魅力的に感じてしまいます。。。(困った性格)


しょうがないのでもう一度取り扱ってるお店を探して問い合わせました。次は事情がある程度読めるので、メールで問いあわせました。

やはり、日本の代理店が取り扱いをやめたとの返答。
ただ、そのお店は、Generate DesignというWebショップで、海外のアーティストの作品も取り扱ってるようなところです。担当の人からのメールにも、「本国から取り寄せることも可能ですがどうしますか?」との言葉が!
輸送費など心配ですが、とりあえず本国での在庫を問い合わせをしてもらうことにしました。

勝手な予想ですが、海外のお店で値段を調べると日本での価格よりも安かったです。アメリカのショップで買っても日本より安い。ヨーロッパだと日本円に換算して4万円代。

4万が本国近辺での上代設定だと仮定すると、あとはそこに日本までの輸送費がかかりますが、日本での価格の58,000円よりも安く済みそうな気がしてしまいます。

Generate Designの担当の方にもいろいろ突っ込んで質問し交渉しました。結果納得のできる金額で取引をしてくれることになりました。もともと日本の代理店経由で買った場合の58,000円税別で取引してくれるとのことです。(輸送費込)

ただし、本国にも在庫がなく生産待ちとのこと。1.5~2ヶ月待ちになりますとのこと。速攻オーダーしました。奇跡です。嬉しすぎます。

(こんなことは稀かもしれませんので、Generateさんに無茶な要望をなげるのはみなさんやめてくださいね。でも頼れるショップだと確信しました。)


もう一つのお店でも

実はもう一つのショップでも本国から輸入をしてくれるとの返事をくれたお店が有りました。weboという神戸のショップです。このショップも以前は日本の代理店経由で取り扱っていたようですが、そこが取り扱いをやめたことから、今回の問い合わせをきっかけにMuutoと代理店契約を結べないか挑戦するとの連絡を頂きました。ただ、その連絡を頂いた時はGenerateDesignとも話をしていたので、Weboさんの方はキャンセルさせてもらいました。ただ、とても対応が良く、しかも代理店契約を目指すとのことでしたので紹介しておきます。


到着が待ち遠しい

テーブルはもうすぐ手に入りますが、椅子は1.5~2ヶ月待ちになりそうです。こんなことなら、テーブルを発注した時にすぐに椅子も探し始めればよかった。。

とはいえ、念願のVisuChairが届きます。超楽しみです。

今回の一件で感じたのは、日本はヨーロッパやアメリカから遠く、海外のブランドの家具が欲しくなると実際の値段以上に高くなってしまうという事実です。悩ましいですね。


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